カウンセラー紹介

カウンセリングとの出会い

はじめまして、カウンセラーの眞脇貴子です。

私は小さい頃から「変わっているよね」と言われることが多く、何となく周りとのズレを感じたり、周りに合わせることに何かしっくり来ず、何故かわからないけれど苦しいと感じていました。

10代、20代はまだ体力・気力もあったため、何とか周りと合わせようとしていましたが、とても疲れて、家に帰るとぐったりしていました。

そして30代で、これでもかというくらい苦しいことが続きました。

離婚、両親と兄との死別、ストレスによる一時的なパニック発作、耳下腺腫瘍で手術・入院、賃貸住宅の上階住人のトラブルで体調不良となり引っ越し、うつ状態、原因不明の高熱が続いた後失明の危険のあるぶどう膜炎という目の病気で数か月通院など・・・・。

すべて一人で抱えて、何とか立ち上がろうとすると次のトラブルが来る、その繰り返しでしたが頼れる人もおらず、1人で何とかするしかないと心が折れながらも必死で耐えていました。

その頃の私は、疲れ果てて、生きていくのさえも辛いと感じるほどで、それでもそこから抜け出したくて自己啓発の本を読んだり、神社にお参りしたり、ヨガをしたり、ボーっと川沿いを歩くなどして心の安定を取り戻そうと必死にもがく一方、もう何もしたくない、消えてしまいたい、誰か助けてと泣きながら過ごしたりと心が揺れ動いて常に不安定でした。

職場では明るく元気にしていましたので「明るい元気な人」として見えていたようでしたが、信頼している知人が私の必死に隠している辛さを敏感に察知し声をかけてくれた時に心が揺れ動き、私は初めて自ら助けを求めました。そしてその人の前で泣きながら今までの事を話しました。

「カウンセリングを受けてみたら?」

その知人が信頼しているカウンセラーを勧めてくれましたが、カウンセリングって話をするだけでしょう?それでこの状況から抜け出せるのかな・・・と、最初は乗り気ではなく、しかしずっとその言葉が心に引っかかっていて、何日も考えてとりあえず行ってみようという気持ちで受けることにしました。

カウンセラーはとても穏やかな方で、最初は不安と緊張の中ぽつりぽつりと話しましたが、カウンセリングを続けた結果、受ける前とは変わっている自分がいました。

話をするだけだし、話したってどうせまた今までみたいに「あなたの思い違いだよ」「あなただけでなく、みんなそうだよ」などと言われて、なんとなく否定されたような気持ちになり「誰もわかってくれない」と思うことばかりだったので、またそんな感じなんじゃないかと半ば諦めの気持ちでカウンセリングに行ったものでしたが、そんな予想に反して私が話すことをきちんと聴いてもらえたのが初めてだったので「あれ?」と逆にこれでいいのかなとさえ思いました。

それからだんだん「この人には何でも話しても大丈夫」と思えるようになり、時には思い出して泣いたり、悔しくなったりしながらも思っていることを話していきましたが、カウンセラーは私を受け止めてくれました。そうしているうちに少しずつ気持ちが楽になっていき、次第に「私はこんな風に感じたけど、今度これについて話してみよう」と思うようになりました。

私の話すことについて、カウンセラーはきちんと向き合って一緒に考えて、対話をしてくれました。今にして思うと、カウンセラーと私の間に信頼関係ができていたのです。

疲れ果てていた頃はとにかくネガティブで、自分はダメだ、何もかもうまく行かない、誰も分かってくれない、もう消えてしまいたいと悪いことしか考えていなかったのが、カウンセリングを受けてからは徐々に周りとの関係も良好になり、疲れてしまうのはHSP気質もあると分かり、生きづらさを少しずつ楽にしていくことができました。

そして「なんか雰囲気が変わったね」「キレイになったね」と言われることが多くなり、何もしていないのになぁと不思議に思っていましたが、それは自分の中から、1人で抱えることや自信の無さや人の目を気にすることなどが消え、周りに頼ったり人と比べなくなった頃でした。

カウンセリングを受ける前から、仕事で関わる方々のいろいろな悩みや相談を聴くことも多く、自分も辛いながらも、自分に何ができるのか、どう受け答えをすれば相手は嫌な思いをしないか、などと考えて本を読んで独学で対応していました。親身になりすぎて踏み込みすぎたり、余計なことを言ってしまったりと失敗もたくさんしてきましたが、そんな中でも「あなたと話すと元気が出る」「聴いてくれてありがとう」と言って下さる方もいて、これは私の好きで得意な事かも、ならばもっと勉強してみたいなと思っていました。

知らない人に話しかけられたり、良く道を聞かれたり、初対面でも話が弾んだり・・・特に何とも思っていなかったのですが、それは「話しやすい」からだと言われ(デメリットもありますが)これも才能の1つと思って受け入れています。

カウンセリングの魅力を実感してからは、もっとしっかりカウンセリングや心理学を学びたいと思い心理カウンセラーを取得、癒しの効果から興味を持ちアロマテラピー検定2級合格、色彩心理学にも興味を持ちカラーセラピスト取得、更にカウンセリングとは何かを追求して勉強したくなり、産業カウンセラーを取得しました。

カウンセリングや心理学を学べば学ぶほど好きになっていくのは、小さい頃から人の話を聴くのが好きだったこと、今まではマイナスに捉えていた感受性の強さがプラスに働くのに気付いたこと、悩みを抱えている人が少しずつ苦しい気持ちを話してくださり、その人の気持ちに触れながら聴いていると「気持ちが軽くなった」「話してスッキリした」と笑顔になったり、だんだん元気になっていかれるのを見ると、何よりも嬉しいからです。

そして「話を聴く」ことで勉強させていただくことも多く、そこからもっといろいろ学びたいと自分自身の成長にも繋がっていきます。

今までも、これからも、お話してくださるすべての方に、心から感謝いたします。

「いろいろなお話をしてくださって、ありがとうございます」

カウンセリングで話をする側と話を聴く側、両方の経験をしたからこそ、安心して話せると思っていただけるカウンセラーになるべく、これからも更なる努力を続けてまいります。

カウンセラープロフィール

眞脇 貴子(まわき たかこ)

1973年9月16日生まれ 青森県出身

3年間一般企業で事務職に就いていたが、介護職に魅力を感じ未経験で転職、実務経験を積み介護福祉士を取得。6年間の介護職にて腰痛悪化のため、医療事務資格を取得し転職。

約17年内科クリニックに勤務。

介護職、医療従事者として関わる方々の悩みや相談を聴いてきた経験と、自分自身がカウンセリングを受けて生きるのが楽になった経験から、カウンセリングや心理学を学ぶ。

カウンセリングの他に、老人施設での傾聴ボランティアや電話相談も行っている。

現在は、夫と3匹の猫たちとともに賑やかに暮らす。

好きなこと:ヨガ、筋トレ、マッサージ(してもらう)、読書、自然の中を歩く、タロット、猫と一緒に昼寝、美味しいコーヒーを淹れる(修行中)

★資格★

産業カウンセラー・心理カウンセラー
・介護福祉士・医療事務
・アロマテラピー検定2級
・カラーセラピスト

猫のしっぽの名前について

我が家には、猫が3匹おります。

毎日一緒に過ごしていると、ただそこにいるだけで気持ちが癒されているようです。

猫たちは私たちにお構いなしに、自分の好きなように過ごします。

そして、猫はしっぽでいろいろな感情を表現します。

嬉しい、安心してる、怒ってる、怖い・・・・など。

我慢したり、抑え込んだりはせず、ただ素直に感情を出します。

それでも、安心して感情を出せるのは信頼してもらえている証なのかなとも思います。

カウンセリングルームに来られる方には、猫のように素直に感情を出していただきたいという思いを込めて、この名前を付けました。

カウンセリングは、カウンセラーが一方的にアドバイスするものではありません。

あなたと真剣に向き合い、一緒に考え、対話を通してお互いを信頼し合ってこそ、素直に感情や気持ちを出すことができるし、そこから解決の糸口を見つけることができて前に進むことができるのだと思います。

私は、あなたと信頼し合えるカウンセラーになりたいと思っています。

辛いけど、悲しいけど、苦しいけど、我慢して耐えなければならない、そんな世の中ならば

思っていることを言える、あなただけの秘密の場所があっても良いではないですか。

あなたもここで、猫のように自分の感情をありのままに表現してみませんか?

「待ってるニャー」